正しい洗顔方法は意外と知らない!?洗顔の仕方と洗顔料の選び方のまとめ
正しい洗顔の仕方を知らずに、間違った洗顔方法で肌を痛めたり汚れが付着したままの状態で化粧水や乳液をつけても、美肌になるどころか肌が荒れてしまいます。
なぜなら、顔の肌は衣服などに覆われている部分と違って、実は意外と排気やタバコの煙、埃など空気中の汚れにずっとさらされていて、正しい洗顔方法をしないと汚れが落ちないからです。
更に、顔の肌は空気中の汚れに加えて汗や皮脂、古い角質、ファンデーションなどが混ざり合っていて思っている以上に非常に汚れています。
この状態を放置しておくと雑菌が繁殖したり皮脂が酸化して過酸化脂質が作られたりと、肌の刺激物に変化して肌を痛める恐れがあります。
美肌を実現するためにも、まずは正しい洗顔方法で肌を清潔に保ちしっかりとスキンケアする必要があります。
そのためにも、正しい洗顔の方法はもちろんのこと正しい洗顔料の選び方を知ることが重要です。
どんな洗顔料を選んだらいいの?選び方と5つの種類を知ろう。
最近では肌に潤いを残す洗顔料や美白の洗顔料など、汚れを落とす目的以外の成分が追加されたものが多く出回っています。(例えば、保湿・美肌を目的としたヒアルロン酸配合のものやスクラブ洗顔料、クレンジングと洗顔料が一緒になったものなど)
しかし、洗顔料は洗い流してしまうものなので、保湿や美白などの成分が配合されていても、ほとんどが洗いすすぎの時に水に流されてしまいます。
また、スクラブ洗顔料やクレンジング料と同一のものは、肌を傷つけたり汚れがしっかり落ちない可能性が高いのでおすすめしません。
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正しい洗顔方法の為に選ぶ洗顔料はこのタイプだ!
一番のおすすめは、シンプルな固形石鹸です。
なぜかというと、しっかりと汚れが落ちて肌に余分なものが残らないからです。この余分なものとは、潤い成分でできる膜のようなもののことです。
例えば、しっとり洗顔料には約30%の油分が含まれていてそれが肌に残るので、洗顔後の肌がしっとりした感触になります。
しかし、それでは肌に油膜を張っている状態になり、後から使用する化粧水や乳液の浸透率を防げることになります。
シンプルな固形石鹸はこのような油分は多くて5%程度しか配合されていないため、化粧水や乳液のアフターケアを防げることにはなりません。
洗い上がりの肌を触って、指がキュッというくらい油を落とすのが理想的です。
しかし多くの方がここで思うことは「そんなに油を肌から落として乾燥しないの?」といった疑問です。
前述した通り、保湿成分が含まれている洗顔料はその多くの保湿成分は流れ落ち、あまり効果はありません。また、肌に油分が残ると化粧水と乳液の浸透を妨げる為おすすめしません。
確かに、洗顔後は油分が肌に足りないと感じますが、化粧水と乳液をしっかりと浸透させることによって、洗顔後にしっかりと保湿することができます。
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洗顔料の形状別の特徴
一番おすすめなのは固形石鹸の洗顔料ですが、洗顔料はそれ以外にも大別して4種類あります。あまりおすすめは出来ませんが多くのドラッグストアやネットショッピングで販売しているので、知識として念のため知っておきましょう。
固形石鹸
シンプルな固形石鹸なら余分な油を含まないものが多い。しっかりと汚れが落ちて化粧水や乳液の浸透率が高く、美肌を目指す人におすすめ。
洗顔フォーム(クリーム・リキッド)
肌への負担は強いものから弱いものまで様々あります。しっとりタイプのものが多く油分は30~40%程度配合されています。
肌に油膜を残してしっとり感を残す仕組みです。また、クリームなど肌に優しいイメージで販売されていますが、洗浄力が強いものもあるので注意が必要です。
パウダータイプ
洗顔フォームと同様に洗浄力が強いものから弱いものまで様々あります。
泡タイプ
最初から泡になって出てくるタイプです。同様に洗浄力が強いものから弱いものまで様々あります。
泡立たないタイプ
超しっとりタイプです。洗浄力が弱く油が十分に落ちないので、肌荒れが非常にひどい人以外にはおすすめ出来ないです。アトピー性皮膚炎をもつ方などに向けて作られている商品が多いです。
正しい洗顔の仕方と方法
おそらく今まで洗顔料は固形の石鹸タイプを使用していた方は少なかったと思います。
泡の洗顔フォームやクリームタイプなどのヒアルロン酸配合や保湿成分配合の洗顔料だと何となく肌に良い感じがして選んでいた方も、固形の石鹸に切り替えれば今よりもずっと美しい肌になりますね。
そしていよいよ正しい洗顔の仕方と方法です。ここでは洗顔のタイミングや注意点、方法を紹介していきます。
洗顔のタイミングは朝と夜に必ずしよう
最近は洗わないスキンケアが流行っていて朝は水ですすぐだけとか、夜はクレンジング料で拭き取るだけなどの人もいるようですね。
しかし、肌に残った油分は放置しておくと酸化し老化などの原因になります。もちろん今、ニキビ肌や肌荒れで悩んでいる人も同じ原因でなります。
やはり朝晩石鹸でしっかりと洗って化粧水・乳液をなじまさて肌のスキンケアをしっかりとすることは、美肌の基本です。
古い油分を残しておくよりも、洗顔で綺麗に落として保湿をする方がはるかに衛生的です。
正しい洗顔の仕方の流れ
- ぬるま湯で顔を濡らす
- 洗顔料を泡立てネットでよく泡立てる
- 泡は皮脂の多いTゾーンからのせる
- 頬などのUゾーンを洗う
- 目元・口元を洗う
- ぬるま湯で十分にすすぐ
この工程が正しい洗顔をする為に必要な流れですが、例えばぬるま湯で洗う工程や、たっぷりの泡を立てて洗う工程を今まで省いていた方は多いのではないでしょうか?
朝の時間のない時にたっぷりの泡を泡立てることや、いちいちぬるま湯にすることは確かに億劫ですが、正しい洗顔を心がけて実践するだけでずっと今よりも綺麗な肌になります。
では、上記の工程ごとにポイントを紹介していきます。
洗顔はぬるま湯がなぜオススメなのか?
洗顔には温度が32度前後のぬるま湯がベストです。
なぜなら、35度以上になると肌を保湿してくれる角層のバリア機能まで流れてしまい、乾燥肌になる可能性があるからです。
角層の中にはキメ細かくて潤いのある美肌を組成するセラミドやNMFなどの保湿成分があるので、これを流してしまってはもったいないです。
なので、ぬるま湯がおすすめなのです。
たっぷりの泡でこすらずに洗う
正しい洗顔のポイントは「泡」です。
洗顔料は、肌にのせるだけで汚れを浮き上がらせてくれます。固形の石鹸を泡立てネットなどでキメ細かい泡をたくさん作り、顔全体に肌をこすらずに優しくなじませましょう。
上手に泡で洗顔するコツは、たっぷりの泡を指と顔の皮膚の間のクッションにした状態で洗っていくことです。顔を割れやすい卵だと思って、割らない程度の力です。
Tゾーン→Uゾーン→目元・口元の順番で洗顔する
たっぷりのキメ細かい泡を作ったら、まずは顔の中でも皮膚が強い額を含むTゾーンから泡をのせてなじませます。
次に、頬などのUゾーンに泡をのせてなじませて、最後に最も皮膚が薄くて弱い目元と口元に泡を優しくなじませます。
しっかりと顔全体に泡をなじませたら、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。すすぐ時に肌に油が残っているかどうかは、指の滑りでわかります。
キュッとなったら余分な油はしっかりと落とされているはずです。
肌荒れの原因になる!やってはいけない洗顔方法の注意点
前述にて、正しい洗顔方法を紹介しましたが、実は間違った洗顔の仕方を実践している方は多いはずです。
今から紹介する洗顔の注意点を読んでみて、もし自分がやっているのであればすぐにやめましょう。
泡立てが足りずに洗顔する
泡の量が少ないと洗顔料の濃度が濃すぎるのに加え、摩擦の原因になり皮膚が傷つきます。
ゴシゴシこする
ゴシゴシこすると何となく油がしっかり落ちそうな気がしますが、こすって洗うと角質を傷つけてしまいます。
すすぎ不足
髪の生え際や顎下など、泡がついたまま放置しておくと肌への刺激になってしまいます。
時間のかけすぎ
洗顔を長々と時間をかけてやりすぎると、肌の負担になります。洗顔料は洗浄剤ということを忘れずに、長くても1分程度にしましょう。
仕上げに冷水
肌を冷やすことで毛穴が一時的に引き締まったように感じますが、実は仕上げの冷水の冷却効果は30分も持ちません。それどころか、急激な温度変化は赤ら顔の原因になります。
まとめ
洗顔は、クレンジングに続いて行い方によっては肌の負担になります。しかも、ほとんどの人が間違った洗顔方法をしており、正しい洗顔方法の仕方を行っている方は少ないのが現状です。
正しい洗顔が出来ていない状態で、傷ついた肌の上に化粧水や乳液などで、肌のアフターケアを行っても美肌にはなりません。
綺麗で美しい肌を目指すのなら、本記事で紹介した正しい洗顔の仕方を実践しましょう。
意外と知らない化粧落とし(クレンジング)の正しい知識・選び方と使い方。
ご存知の方が多いかとは思いますが、ファンデーションを使用した日はクレンジングと洗顔のいわゆるダブル洗顔が必要です。
また、クレンジングの正しい知識や使い方を知らない人が多いことも事実ですので、今一度自分の洗顔方法やクレンジングの選び方について本記事で確認しましょう。
近年のメイクアップ料は汗や水に強くなった分、洗顔だけではほとんど落ちないので、きちんとクレンジングで綺麗にファンデーションを落とすことが必須です。
油性汚れであるメイクアップ料は、水にはなじまないためメイクアップ料を浮かせるための油分と水になじませるための界面活性剤を配合してあるのが「クレンジング料」です。ここまではおさらいですね。
しかし、様々な種類があるクレンジング料の中であなたは自分の肌にあったクレンジング料を選んでいますか?使用方法は的確でしょうか?
どんなクレンジング料を選んだらいいの?
クレジングはその形状によって刺激の強さが変わってきます。また、ファンデーションの落ち具合なども形状ごとに特徴があります。
大きく分けて5つの形状があるので一度下記をご覧下さい。
1.シートタイプ
油分をメイクを浮かせるという過程を省略して、界面活性剤の洗浄力で落とします。
そのため、他のタイプと比べて刺激が1番強く肌に傷がつきやすく肌が弱い人は、肌荒れリスクがあります。
2.オイルタイプ
界面活性剤を多く含んでいるため、サラっと落ちるのが人気です。その分肌ダメージも大きく、こちらも肌が弱い人には肌荒れになる可能性があります。
刺激はシートタイプの次に強いです。
3.ジェルタイプ
ジェルタイプは乳化していない透明のタイプで、海面活性剤が多くファンデーションが落ちやすいことから人気ですが、こちらも肌への刺激は大きいです。
しかし、クリームのような乳化タイプであれば刺激は少ないとされています。
4.クリームタイプ
適度な油分を含んでおり、肌へ優しくファンデーションも落ちやすいため、クレンジング料の中で1番オススメのタイプです。
しかし、メーカーによって成分が異なりますので選び方は注意が必要です。
5.ミルクタイプ
肌には非常に優しいですが、水分が多くファンデーションのメイクオフ効果はいまいちです。薄いメイクの人には向いています。
クリームタイプのクレンジングが最もオススメな理由
クリームやジェル、オイルなどクレンジング料には様々なタイプがあります。
しかし、どの種類でもクレンジング料は毎日使用するスキンケアアイテムの重要な存在の一つです。更に、最も肌を傷つけやすい工程でもあります。
そのため、なるべく良質なクレンジングを選び肌をいたわる努力が美肌への成功の道です。
様々あるタイプの中で総合的におすすめなのは「クリームタイプ」のクレンジングですが、油分も水分も多すぎず少なすぎずバランスが非常に良いです。
界面活性剤が多く含まれていると肌への刺激が多くなり、逆に全く入っていないと今度はファンデーションが落ちないため、毛穴の詰まりや肌荒れの原因になります。
そのため、ちょうどバランスの良い「クリームタイプ」のクレンジングがおすすめですが、中でも適度な硬さのある上質のクリームタイプのものを選びましょう。
値段の安さや量、洗顔の簡単さでクレンジング料を選んでしまうのは厳禁です。
毎日使用するクレジング料が少しでも肌に合わなかったり刺激が強いとせっかく乳液などでどんなに良いスキンケアをしても肌は綺麗にならない事を覚えておきましょう。
クレンジングの正しい使い方
ファンデーションを落とすクレンジングの工程は肌にとって一番負担になるものです。そのため、正しい方法で適切な使用量を守る事が肌を守る最大のポイント!
なるべく時間をかけないように1分間で素早くメイクを落としていきましょう。
Tゾーン・Uゾーン・目元・口元の順で落とす
クレンジングは肌が濡れていない状態でなじませましょう。
- まず、顔の中で皮膚が比較的強い部分の額を含むTゾーンからなじませます。
- 次に、頬などのUゾーンへ広げていきます。
- 最後に、目元と口元をなじませます。
ここまでクレンジングを顔全体になじませたら、ぬるま湯で落としていきましょう。クレンジングは一番肌に負担がかかるため、素早く1分以内ほどで落とす事が重要です。
目元や口元などのポイントごとのメイクは落ちにくい場合があります。その際には、その部分にだけオリーブオイルを含ませたコットンで1分くらい乗せておくと、メイクがにじんできて落ちやすくなります。
また、クレンジングをぬるま湯で流した時に、完全にメイクが落ちきっていなくてもその後の洗顔でファンデーションが流れるので気にしなくて大丈夫です。
クレンジングでしっかりメイク・ファンデーションを落とす際の注意点
前述している通り、クレンジングは肌に非常に負担がかかります。そのため間違った方法でクレンジングをすると肌老化や乾燥肌などのトラブルを引き起こす原因になります。
以下4点は必ずしないように注意しましょう。
- ゴシゴシする
- クレンジング量をケチる
- 時間をかけすぎる
- 熱湯や冷水で洗い落とす
ゴシゴシすると角層に傷がつき肌荒れの原因になりますし、クレンジング量をケチると肌になじませる時に量が少なく摩擦が起きます。
また、時間をかけすぎると肌のうるおいまでクレンジングで洗い流す事になり、暑すぎるお湯や冷水だと油脂が皮膚につまり、肌トラブルの原因になります。
スキンケアの「保湿」正しい知識ありますか?間違いだらけの保湿方法5つ
スキンケアの基本である保湿の正しい知識をあなたは知っていますか?実を言うと私はあまり知りませんでした。
通常、肌のうるおいが失われるとバリア機能が低下し肌荒れや老化の原因になります。つまり、保湿がスキンケアの要といえます。
保湿をするには「化粧水をたっぷりつければ良い」という考え方はその場限りの応急処置のようなものです。
一時的に肌が保湿されても時間が経過すればすぐに肌は乾燥します。しっかり肌をうるおすには、水分を補充するだけの保湿だけでなく肌そのものを乾燥しにくい肌にすることが重要です。
あなたがやりがちな間違いだらけの保湿方法5つ
1.化粧水を多く使用する
化粧水だけではバリア機能が働いて肌はうるおいません。
化粧水の構成成分はほとんど水です。この水は肌の奥まで入らずにほとんどが蒸発していきます。これは角層のバリア機能が働いているからです。
浸透したとしても角層の2層目ほどまで。これではすぐに水分が蒸発し、保湿を保てません。
化粧水配合パックやシートマスクなどで「化粧水を浸透」させようと試みるかたもいますが、それもほとんど効果はありません。
2.「乳液でフタ」は意味が無い
乳液の主成分は油分です。しかし、油分を多く塗ったとしても肌の保湿物質であるセラミドや水分を保持する物質が無ければ効果はありません。
なぜなら、保湿力のない油分を塗ったとしても僅かな隙間から水分はどんどん蒸発してしまうからです。
乳液は水分50~70%と油分10~20%で構成されています。そもそも水分の方が構成比率が多いため水分の蒸発を防ぐ役割はほとんどありません。
しかし、セラミドや水分を保持する物質が入った乳液なら保湿効果はあります。その場合でも乳液でフタをする訳ではなく、セラミドに水分を保つ働きがあるからです。
3.化粧水の後にしっとりするのは一時的
化粧水をつけた後は、肌が水分に溢れていてしっとりしているような気がしますよね。
しかし、一時的に保湿されても時間がたつと化粧水の水分はほとんどが蒸発していしまします。それどころか過度の化粧水の使用は水分が蒸発するときに元々の肌の水分も蒸発してしまう可能性があります。
化粧水のほとんどは水分で構成されているため、つけた直後はしっとりするけど実際にはほとんど効果はありません。
4.オイリー肌・大人ニキビにも保湿は必要
オイリー肌や大人ニキビに悩んでいる方は、肌のベタつきやニキビの悪化を恐れて化粧水のみ使用して保湿物質が入っている乳液を使用しない方がほとんどです。
化粧水のみですとほとんどの水分は蒸発し、保湿物質を含んだ乳液をつけない状態ですと肌の水分はどんどん減少し肌荒れや過度の油分が出てしまう原因になります。
5.保湿成分配合の洗顔料は全く意味が無い
ドラッグストアなどで販売されている安価な市販の洗顔料には、よく保湿成分配合という謳い文句がついています。よくあるものだと「さっぱりタイプ」「しっとりタイプ」
しっとりタイプには油分が多く含まれており、洗顔後に肌がしっとりと感じます。
しかし、洗顔後の肌の毛穴に油分が残るためニキビの原因になったり、その後の化粧水の浸透率を下げてしまいます。
洗顔料を選ぶ際にはなるべく市販の安価なものは避け、洗顔に特化した(保湿成分などがない)ものを選びましょう。
保湿した「つもり」になっていませんか?
あなたは日々の間違ったスキンケアで保湿したつもりになってはいませんか?
保湿とは文字どおり肌の水分を適度に維持するためのスキンケアのことですが、正しい保湿方法を知らない方も大勢います。
健康な肌の角層には約20〜30%もの水分が含まれていますが、20%以下になるといわゆる「乾燥肌」になります。
特に冬場や乾燥する時期には角層の水分が急激に蒸発しやすくなるので注意が必要です。
「肌がつっぱっているな」と自覚症状が出てきたときには、肌の水分は10%になっていることも。乾燥肌にならないように肌の保湿のスキンケアを正しい方法で行いましょう。
基本的に人間の肌は元々水分を維持する機能があります。しかしその機能は年齢が重なるにつれて低下するので、加齢してる方こそその機能を補ってあげましょう。
化粧水=保湿ではない
よく化粧水を多く与えること=肌の保湿と捉えられがちですが、実は間違っています。水そのものを肌に与えてもすぐに蒸発してしまうのであまり効果はありません。
「では化粧水のあとに乳液でフタをすればカンペキ!」と思う方もいるかもしれませんが、油分(乳液)の保湿力はそれほど高くありません。
肌を本当に保湿するには、対外から水分を吸収するのではなく体内からの水分で補うことです。
では、どのように体内から保湿すればいいのでしょうか。まずは「肌がうるおう仕組み」から順を追って説明していきます。
肌がうるおう仕組みとは?
肌がうるおうとは、「保湿物質」を体自らが自製し角層内に水分を蓄えておける状態のことです。
保湿成分が正常に体内で生成されていれば、最悪湿度が0になっても肌から水分は蒸発しません。しかし、保湿成分をつくる力が弱まると、肌の水分はみるみるうちに蒸発してしまいます。
水分を守る「セラミド」が大事
角層の水分を守っている物質は「皮脂」「天然保湿因子」「セラミドなど」があります。これら3つの物質が互いに協力しながら肌の保湿を守っています。
角層のうち80%はセラミドなどの物質、16%程度が天然保湿因子、残りの4%ほどが皮脂です。
皮脂が水分を守る役割は4%と非常に少なく、そのため肌の表面の皮脂に化粧水や乳液でどんなに保湿してもあまり効果はありません。
水分を保湿する最大のカギは角層の水分を守る物質の80%を占める「セラミド」です。
セラミドは水分をサンドイッチ状にはさみ込む性質をもち、水分を一度捕まえると湿度が0%になっても保湿させないまさに保湿のスペシャリストです。
つまり、セラミドを多く含んだ肌はうるおいがたっぷりある美しい肌なのです。子供や赤ちゃんが美肌なのはセラミドの量が豊富だからです。
保湿の決め手「セラミド」は「セラミド配合化粧水」が効果的
不足しがちなセラミドは化粧品で整えることが一番効率が良いです。
角層の中で一番重要な保湿の役割を持つセラミドは、加齢する毎に減ってしまいます。
セラミドは肌の新陳代謝の過程でつくられる物質なので、赤ちゃん時代が一番豊富で年をとると新陳代謝が悪くなりどんどん少なくなってしまいます。
また、セラミドはコレステロールに似た物質から作られますが、残念ながら直にセラミドを摂取することは難しく、加齢した体から作り出すことも非常に困難です。
そこで、簡単にセラミドを摂取できる「セラミド配合化粧品」の使用を強くおすすめします。これを使えば確実に肌の水分量を増やすことができるからです。
セラミド配合化粧品の効果的な選び方
肌の保湿を促す物質の「セラミド」は水溶性の物質では無いため、化粧水ではなく美容液や乳液に配合されています。
また、セラミドといっても種類が様々ありますので注意しましょう。
植物由来のものが最近は流行っていますが、何よりも大事なのは人間の肌に近い組成であるかどうかです。
そのため、植物性=肌に優しそう。という考えで選ぶとあまり効果がない場合があります。
人間の皮膚には6種類のセラミドで構成されていて、そのうち保湿力に優れているセラミド1.2.3のどれかが配合されている乳液・美容液を選びましょう。
セラミドは比較的効果な原料なため、効果的なセラミドが配合されていない類似品も多く出回っています。
なので、間違っても安価なセラミド乳液を見つけたからといってすぐに購入はしないようにしましょう。
おすすめのセラミド配合化粧品
①株式会社エトヴォス セラミディアルモイスチャー
お試し価格:1,900円
内容量:クリアソープバー10g、モイスチャライジングローション(化粧水)30g、モイスチャライジングセラム10g、モイスチャライジングクリーム(保湿クリーム)5g
成分:ヒト型セラミド:セラミド1・2・3・5・6、アミノ酸、ヒアルロン酸など
特徴:初心者におすすめの美肌見直しセットです。株式会社エトヴォスの製品は非常に評判が高いため、肌にお悩みの方は一度試す価値は高いです。