美肌になる食事はコレだ!肌に良い食べ物で肌荒れニキビ知らずの肌に
美肌の為の食事というと、ビタミンを意識したサラダなどの野菜中心の食べ物を連想しがちです。
しかし、栄養素は単独で作用するものではなく、様々な栄養素をバランス良く摂り、それが体の中で充足してはじめてその効果が得られるものなのです。
肌に良いとされている栄養素は色々とありますが、ビタミンなどの特定の栄養素ばかりたくさんとっても、美肌になれるほど単純ではありません。
更に、最近ではダイエットのためといって肉や魚などのたんぱく質を避ける女性が多いですが、このたんぱく質こそが体や肌を作っている元です。
たんぱく質を取らないでいると肌が不調になるだけでなく、疲れが出たり体力が衰えたり睡眠が浅くなったりと体のいたるとこに弊害をもたらします。
このような状態でビタミンだけ補給しても効果は出ないのです。
なので、美肌のための食事の基本は、たんぱく質もビタミン類もバランス良くとることです。更に普段の食生活で足りなくなりそうな栄養素を、先取りしてとる週間をつけておくことが大切なのです。
野菜だけを食べるのは美肌の食事ではない
野菜の中でも特に美肌のために意識してとりたいのはβカロテンを含む緑黄色野菜です。なぜならβカロテンは抗酸化作用が高く、体の中ではビタミンAとして働き、皮膚や粘膜を強くして肌荒れや老化を予防する効果があるからです。
このβカロテンはほうれんそうやにんじんに多く含まれています。βカロテン以外では、じゃがいもやカリフラワーに多く含まれているビタミンCも美肌にとって有効な栄養素なのでβカロテンと共に摂取できると理想です。
しかし、特に若い女性の多くは野菜や野菜ジュースを多くとってたくさん野菜を摂取したと誤解しがちです。
サラダに含まれているレタスやきゅうりはビタミンの含有量が少なく、生野菜は体を冷やしてしまい代謝を下げる効果があります。
美肌を支える食べ物に含まれている栄養素が大切
美肌になる食事を知る前に、まずはどのような栄養素が肌をどのように美肌にするのか仕組みを知ることが大切です。
日々、自分が食べている野菜には実は美肌の栄養素がなかったり、食べ方が間違っていたりすることもあるので、ここで知識をつけておきましょう。
肌を丈夫にして潤わせるビタミンA
ビタミンAには抗酸化作用があり、肌や粘膜を強く丈夫にする効果があります。植物性食品の中では、βカロテンとして存在し、体内でビタミンAとして働きます。
特ににんじん、ほうれんそう、かぼちゃ、小松菜、トマトなどの緑黄色野菜に多く含まれています。1日あたり100g以上食べると美肌に効果があります。
肌の元であるたんぱく質
肌を作る根本的な栄養素のたんぱく質。これがあってはじめてビタミンなどの栄養素を美容成分へ変えることができます。
毎日適量とることで代謝も上がり、健康には欠かせない栄養素です。
1日50~60gはとるようにしましょう。
保湿・美白やアンチエイジングに必須のビタミンC
ビタミンCにもビタミンAと同様に抗酸化作用があり、特に紫外線に対する抵抗力をつけるのに有効とされています。
ビタミンCといえば、レモンやオレンジなどの柑橘系のイメージが多いですが、赤パプリカなどの緑黄色野菜やじゃがいもやカリフラワーにも豊富に含まれています。
果物ならいちごやキウイに多く含まれていますが、フルーツのとりすぎは当分の摂取過多になるので注意が必要です。
1日の目安は200gです。
野菜のビタミン含有量
ビタミンA | ビタミンC | |
---|---|---|
レタス | 20 | 5 |
きゅうり | 28 | 14 |
トマト | 45 | 15 |
にんじん | 760 | 4 |
ほうれんそう | 350 | 35 |
にら | 290 | 19 |
ブロッコリー | 67 | 120 |
赤パプリカ | 88 | 170 |
カリフラワー | 2 | 12 |
大根 | 0 | 12 |
ビタミンA(単位gRE)ビタミンC(単位mg)を野菜100gあたりの量で示しています。
参考までにご覧ください。